🏗️ 設計パターン:EventBridgeの使いどころ

目次

1. 結論

Amazon EventBridgeは、モダンな「イベント駆動型アーキテクチャ」の中心となるサービスです。従来のCloudWatch Eventsの上位互換であり、AWS内外の様々なイベントをキャッチして、フィルタリングし、適切なターゲット(Lambda, SNS, Step Functionsなど)へ届ける「交通整理」の役割を果たします。

2. SAAで出やすいポイント

  • サービス間の疎結合: 直接APIを叩くのではなく、イベントを発行することで、送り手と受け手を完全に切り離せる。
  • スケジュール実行 (Cron): 以前のCloudWatch Eventsの機能を引き継ぎ、指定した時間にアクションを起こす(例:夜間にインスタンスを停止)。
  • SaaS連携: SalesforceやZendeskなどの外部SaaSから直接イベントを受け取れる。
  • 詳細なフィルタリング: JSON形式のイベント内容に基づいて、「特定の条件(例:EC2のタグが”Prod”かつ状態が”Stop”)」のみをトリガーにできる。
  • スキーマレジストリ: イベントの構造(スキーマ)を管理し、開発効率を向上させる。

3. キーワードでの判断

問題文のキーワード 疑うべきサービス/機能 判断理由
「特定の時間に処理を実行」 EventBridge (Scheduler) Cron形式のスケジュール管理
「SaaSアプリケーションとの連携」 EventBridge 統合されたSaaSイベントバス
「イベントの内容に基づくルーティング」 コンテンツベースのフィルタリング 送信元だけでなく内容で判断可能

4. ひっかけポイント

  • SNSとの違い:
    • SNSは「メッセージ」を飛ばす(プッシュ配信)。
    • EventBridgeは「イベント」を扱う(より複雑なフィルタリング、SaaS連携、スケジューリングが得意)。
    • 高スループットが必要な単純配信はSNS、複雑なビジネスロジック連携はEventBridge。
  • CloudWatch Eventsとの関係: 本質的に同じものだが、現在はEventBridgeが推奨名称。試験でもEventBridgeとして登場することが多い。

5. 覚え方

  • 「IT界の優秀な秘書」をイメージ。
  • 「誰かが何をやったか(イベント)」を常にチェックし、「あ、この条件なら次はこの人に連絡しなきゃ(ルーティング)」と動いてくれる。

6. 関連サービス

サービス名 関連する理由
Lambda イベントを受け取って実際にロジックを実行する主要なターゲット。
API Destination EventBridgeから直接外部のHTTPエンドポイント(API)を叩く機能。
CloudTrail AWS内での操作イベントの主要なソースとなる。

7. Obsidian管理メモ

  • 復習ポイント: 「EventBridge Pipe」という新機能があり、Point-to-Point(SQS→Step Functionsなど)の連携をより簡単に記述できる点も押さえておくと万全。
  • 関連ノート: サーバーレスアーキテクチャ設計

8. HTMLファイル名

amazon-eventbridge-role-and-best-practices.html

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