目次
1. 結論
EC2 スポットインスタンスは、「AWSの訳あり(余剰)激安セール」です。オンデマンド料金と比較して圧倒的に安いですが、「AWSが忙しくなったら返してね(強制終了)」という条件付きです。この「中断」を許容できる仕組みさえあれば、AWS上で最もコスト効率の高い計算資源になります。
2. SAAで出やすいポイント
- 圧倒的な安さ: 最大90%オフ。コスト削減が最優先のバッチ処理などで最強の選択肢。
- 中断通知: AWSが回収を決定してから、実際に停止するまでに 「2分前」 の通知が届く。この間に処理を保存(チェックポイント作成)したり、他のインスタンスへ逃がしたりする。
- 適用可能なワークロード:
- バッチ処理: いつ終わってもいい、または途中から再開できる。
- 分散処理: 大量のノードで並列実行し、一部が欠けても全体に影響が少ない(HPC, Sparkなど)。
- ステートレスアプリ: Auto Scalingのフリートの一部として利用し、コストを下げる。
- Spot Fleet / ASG混合: オンデマンドとスポットを組み合わせて、安定性とコストを両立させる。
3. キーワードでの判断
| 問題文のキーワード | 疑うべきサービス/機能 | 判断理由 |
|---|---|---|
| 「コストを最大限に削減したい(中断を許容)」 | スポットインスタンス | 最大割引率のため |
| 「開始・終了が自由なバッチ処理」 | スポットインスタンス | 中断しても問題ないため |
| 「余剰キャパシティを有効活用」 | スポットインスタンス | サービスの仕組みそのもの |
4. ひっかけポイント
- 重要なデータベースには使わない: 突然停止するため、RDSのようなステートフルなDBには向かない(どうしても使うなら高度なレプリケーションが必要)。
- RIとの使い分け:
- RI/Savings Plans: 常時稼働、停止不可。
- スポット: 随時稼働、停止OK。
- 価格変動: 以前は入札制だったが、現在は供給量に基づいたなだらかな価格変更になっている。
5. 覚え方
- 「空席待ちの格安航空券」。
- 値段はめちゃくちゃ安いが、正規料金(オンデマンド)のお客さんが来たら席を譲らなければならないイメージ。
6. 関連サービス
| サービス名 | 関連する理由 |
|---|---|
| AWS Batch | スポットインスタンスを自動的に利用して、安くバッチを実行するための管理ツール。 |
| Auto Scaling | 混合インスタンスポリシーを使って、スポットを賢く混ぜて運用する。 |
| Amazon EMR | 大規模データ分析のクラスターとしてスポットを大量投入し、劇的にコストを下げる。 |
7. Obsidian管理メモ
- 復習ポイント: 「2分前の通知(Spot Instance Interruption Notice)」という数値は試験に出ることがある。
- 関連ノート: EC2購入オプションの使い分け
8. HTMLファイル名
aws-ec2-spot-instances-cost-saving.html