目次
1. 結論
AWS Cost Explorerは、「AWSの家計簿兼コンサルタント」です。ただ支出を見るだけでなく、「どのアカウント、どのサービスが、どのタグでいくら使ったか」を自由自在に分析できます。さらに、過去のデータから「このRI(定期券)を買えばもっと安くなるよ」といった具体的なアドバイスもくれる、コスト最適化の必須ツールです。
2. SAAで出やすいポイント
- 可視化とフィルタリング: 時間、サービス、リージョン、タグなどの切り口でコストをグラフ化し、無駄を見つけ出す。
- 予測機能 (Forecasting): 過去の傾向に基づき、最大12ヶ月先までの将来のコストを予測する。
- レコメンデーション:
- RI/Savings Plans: 最適な購入量と、それを買った場合にどれくらい節約できるかを提案。
- 右サイズ化 (Rightsizing): 過剰なスペックのEC2を小さくすることを提案(Compute Optimizerと連携)。
- 異常検知: 突然のコスト急増を検知し、通知する機能(Cost Anomaly Detection)。
3. キーワードでの判断
| 問題文のキーワード | 疑うべきサービス/機能 | 判断理由 |
|---|---|---|
| 「コストの傾向を可視化・分析したい」 | Cost Explorer | 分析ツールの代表格 |
| 「RIやSavings Plansの購入検討のためのデータがほしい」 | Cost Explorer | 推奨事項の提供元 |
| 「将来のAWS利用料金を予測したい」 | Cost Explorer | 予測アルゴリズムの搭載 |
4. ひっかけポイント
- AWS Budgetsとの違い:
- Budgets: 「予算を超えそうになったら通知する」アラート機能がメイン。
- Cost Explorer: 「なぜ高くなったか」「どうすれば安くなるか」を「分析」するのがメイン。
- Trusted Advisorとの違い:
- Trusted Advisor: セキュリティ、性能、コスト、耐障害性などを「広く浅く」チェック。
- Cost Explorer: コストに特化して「深く」分析。
- 無料枠: 基本機能は無料だが、API経由でデータを取得したり、高度なレポートを作成したりすると課金される場合がある。
5. 覚え方
- 「高機能な分析機能付き家計簿」。
- 先月の電気代(AWS代)が高い理由を特定し、来月の予想を立て、さらに「プランを変えればもっと安くなる」と教えてくれる親切な家計簿のイメージ。
6. 関連サービス
| サービス名 | 関連する理由 |
|---|---|
| AWS Budgets | Cost Explorerでの分析結果を元に、適切な予算上限を設定し監視する。 |
| Compute Optimizer | EC2やLambdaの最適なサイズを提案し、Cost Explorerに情報を渡す。 |
| AWS Organizations | 一括請求(コンソリデーティッド・ビリング)を利用して、全アカウントのコストを一元分析する。 |
7. Obsidian管理メモ
- 復習ポイント: 「タグ(Tags)」をリソースにつけておかないと、Cost Explorerで詳細な分析(どのプロジェクトが使ったか等)ができない点を意識する。
- 関連ノート: AWSコスト削減のチェックリスト
8. HTMLファイル名
aws-cost-explorer-visualization-and-analysis.html