⚡ 可用性・障害対応:DMSの使いどころ

目次

1. 結論

AWS DMS (Database Migration Service) は、「止まらない引越し業者」です。引っ越しの最中も家(データベース)を使い続けられるように、常に新しい家(AWS)へデータを運び続けます。単なる一度きりの移行だけでなく、複数のデータベース間で常にデータを同期させ続ける「レプリケーション」の用途でも強力な弾力性を提供します。

2. SAAで出やすいポイント

  • 最小限のダウンタイム: 移行中もソースDBへの書き込みを許可し、変更分をリアルタイムで同期し続ける(CDC: Change Data Capture)ため、切り替え時の停止時間を極小化できる。
  • 異種混合移行: MySQLからPostgreSQLへ、OracleからAuroraへ、など異なるDBエンジン間でも移行が可能。
  • 継続的なレプリケーション: 移行完了後も同期を続け、障害時のバックアップ(DR対策)やデータ集約(データレイク構築)に利用できる。
  • SCT (Schema Conversion Tool) との併用: 異種混合移行において、テーブル構造(スキーマ)の変換を行うための補助ツール。DMSとセットで頻出。

3. キーワードでの判断

問題文のキーワード 疑うべきサービス/機能 判断理由
「最小限のダウンタイムでデータベースを移行」 DMS CDC(継続同期)が必要
「オンプレミスDBからAWSへの継続的なデータ同期」 DMS レプリケーション機能
「異種データベースエンジン間でのデータ移行」 DMS + SCT 変換と運搬の組み合わせ

4. ひっかけポイント

  • 一度きりの移行か、継続的か: 単純な一度きりの移行ならバックアップ/リストアでも良いが、「停止時間を短くしたい」ならDMS一択。
  • データ量の限界: テラバイト〜ペタバイト級の超大規模移行の場合、DMSだけでネット経由で行うのは時間がかかるため、Snowball Edgeで初期データを運び、差分をDMSで同期するという組み合わせパターンが出る。
  • 対応エンジン: ほぼ全ての主要DBに対応しているが、移行元(Source)と移行先(Target)の対応表を意識しておく。

5. 覚え方

  • 「追っかけコピー」。
  • 最初に全体をコピーし、その後、本番で増えたデータだけを追いかけてコピーし続ける。本番とコピーが完全に追いついたら、サッと切り替えるイメージ。

6. 関連サービス

サービス名 関連する理由
AWS SCT 移行前にスキーマやストアドプロシージャを変換する必須の補助ツール。
Snowball Edge 大規模データの物理的な輸送。DMSと組み合わせて「初期ロード」を担当。
RDS / Aurora DMSの主要な移行先ターゲット。

7. Obsidian管理メモ

  • 復習ポイント: 「CDC (Change Data Capture)」という言葉が出たら、それは「変更分だけをリアルタイムに追いかけるDMSの機能」のこと。
  • 関連ノート: データベース移行の戦略とツール

8. HTMLファイル名

aws-database-migration-service-dms-guide.html

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