🛡️ セキュリティ:SCPの使いどころ

目次

1. 結論

AWS SCP (Service Control Policies) は、「組織全体のガードレール(絶対ルール)」です。AWS Organizations内の特定のアカウントやグループに対して、「このアカウントでは、たとえ管理者(Administrator)であっても、この操作だけは絶対にさせない」という最強の禁止令を出すことができます。

2. SAAで出やすいポイント

  • 最大権限の制限: SCPは権限を「与える」ものではなく、使える「最大枠」を「制限する」もの。
  • 最強の拒否 (Deny): SCPで拒否(Deny)された操作は、IAMポリシーでいくら許可(Allow)されていても実行できない。
  • ルートユーザーにも適用: IAMポリシーとは異なり、各アカウントの「ルートユーザー」の操作も制限できるのが大きな特徴。
  • 一括管理: 組織単位(OU)ごとに設定でき、新しいアカウントを作った際にも自動でルールが適用される。

3. キーワードでの判断

問題文のキーワード 疑うべきサービス/機能 判断理由
「特定のアカウントで特定のサービスを禁止」 SCP アカウント単位の強い制限
「管理者やルートユーザーの権限も制限したい」 SCP IAMでは制限できない範囲をカバー
「組織全体にセキュリティガードレールを適用」 SCP Organizationsレベルでの統制

4. ひっかけポイント

  • 権限の付与: SCPで「Allow *」となっていても、それだけでは何もできない。実際に操作するには、アカウント内のIAMポリシーで個別に許可が必要。
  • マスター(管理)アカウントへの制限: SCPは、Organizationsの「マスターアカウント」自身には適用されない(メンバーアカウントにのみ有効)。
  • リソースベースポリシーとの関係: S3バケットポリシーなどで許可されていても、SCPで拒否されていればアクセスできない。

5. 覚え方

  • 「親が出す『これだけはダメ!』という家訓」。
  • 子供(メンバーアカウント)が自分の部屋(アカウント内)で何をしようと自由だが、家訓(SCP)で禁止されたことだけは、たとえ子供が「やっていい」と言い張っても絶対に許されないイメージ。

6. 関連サービス

サービス名 関連する理由
AWS Organizations SCPを使用するための前提となるマルチアカウント管理サービス。
IAM Policy 個別のユーザーやロールに具体的な権限を与えるために併用する。
Permissions Boundary IAMユーザー/ロールに対して、さらに細かく「権限の境界」を設ける機能(SCPと似ているが、対象が異なる)。

7. Obsidian管理メモ

  • 復習ポイント: 「たとえAdministrator権限があっても拒否したい」という要件があれば、100% SCPが正解。
  • 関連ノート: AWS Organizationsによるガバナンス

8. HTMLファイル名

aws-scp-service-control-policy-guide.html

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