💻 コスト効率:EC2の使いどころ

目次

【EC2の役割(コスト最適化)】

🔍 1. 結論

💎 一言でいうと Amazon EC2 のコスト最適化は、「要件に合った正しい『購入オプション(オンデマンド、Spot、RI、Savings Plans)』を選択すること」 に尽きます。AWSの試験において、最も出題されやすい最重要トピックの一つです。

  • いつ中断されてもよい処理には スポットインスタンス(最大90%オフ)。
  • 1年以上確実に稼働させるサーバーには Reserved Instances (RI) または Savings Plans (SP)。

📈 2. SAAで出やすいポイント

  • スポットインスタンス (Spot Instances): AWSの余っているサーバーを破格で借りる仕組み。ただしAWSが「返して」と言ったら2分前の警告のあとに強制終了されます。ビッグデータ分析(EMR)、画像変換、バッチ処理など、「失敗しても最初からやり直せばいい(ステートレスでフォールトトレラントな)」処理のコストを極限まで下げる正解となります。
  • リザーブドインスタンス (RI): 1年または3年間の利用を「コミット(予約)」することで大幅割引(最大72%)を受ける仕組み。「DBサーバー」など、24時間365日絶対に落とさないサーバーに適用します。
  • Savings Plans (SP): RIの進化版。「特定のインスタンスタイプを予約」するのではなく、「1時間あたり〇〇ドル分使います」と金額でコミットする柔軟な割引モデル。EC2だけでなくFargateやLambdaにも適用できるため、現在最も推奨されるコスト削減策です。
  • 休日の自動停止: 開発・検証環境のEC2は、夜間や土日に誰も使わないのに起動しっぱなしだと無駄です。EventBridgeやSSM、Instance Schedulerを使って「夜に自動停止・朝に自動起動」させるだけでコストが劇的に下がります。

🗝 3. キーワードでの判断

問題文のキーワード 疑う購入オプション・機能
⏳ 「中断しても構わない」「ステートレス」「バッチ処理」 スポットインスタンス (Spot Instances)
📅 「今後1年以上(3年)は確実に稼働し続けるデータベース」 リザーブドインスタンス (RI) または Savings Plans
🔀 「インスタンスタイプを後から変えるかもしれないが割引を受けたい」 Savings Plans (Compute) または コンバーティブルRI
🏢 「自社のライセンス(BYOL)を持ち込みたい」「物理サーバーを占有したい」 Dedicated Host (ハードウェア専有ホスト)

⚠️ 4. ひっかけポイント

🚫 よくある誤答パターン – 「本番のWebサーバー(中断不可)をコスト削減のためにSpotで動かす」 → アンチパターンです。Spotはいつでも突然終了する可能性があるため、ユーザーからのリアルタイムなアクセスを受けるメインサーバーにしてはいけません(Auto Scalingのベース部分にはRI、スケールアウトの追加部分にSpotを混ぜる構成はアリです)。 – 「スポットインスタンスを停止(Stop)させてコストを抑える」 → スポットインスタンスは、基本的に「停止(Stop)」状態にして保持することはできません(※一部特定の条件下を除く)。「終了(Terminate)」させるのが基本です。


💡 5. 覚え方

🧠 暗記ショートカット – オンデマンド = 「時間貸しのレンタカー」。割高だけどいつでも返せる。 – RI / Savings Plans = 「1年/3年のカーリース」。長く乗る約束をするから大幅値引き。 – スポット = 「他人がキャンセルした空きレンタカー」。超激安だが、「本当の持ち主が来たら2分で車を降りてね」と言われる。


📚 6. 関連サービス

アイコン サービス名 コスト最適化における連携
📈 Auto Scaling 「オンデマンドとスポットを 3:7 の割合で混ぜて起動する」といった高度なコスト最適化が可能
🛠️ Amazon EMR Hadoop/Sparkの重い計算ノード(タスクノード)にSpotを割り当てて分析コストを激減させる

🗒️ 7. Obsidian管理メモ

  • 見返すタイミング: EC2の購入オプション比較、Savings Plansの学習時
  • 関連ノート候補: AWS_SAA_EC2_Purchasing_Options

8. HTMLファイル名: AWS_コスト最適化設計_EC2.html

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